キャデラックエスカレードの車両スペックついて紹介します。
エスカレード車両スペック
キャデラックエスカレードについて、
その生い立ちやキャデラックブランドについてなど、
色々と紹介します。
キャデラックの歴史を紹介します。
ロールス・ロイスやメルセデスベンツ、そしてキャデラックと同じアメリカのリンカーンなどと並んで世界を代表する高級車のブランドとして知られています。
またアメリカ大統領の専用車としても有名でウッドロウ・ウィルソンの時代から現在のバラク・オバマ大統領にも使われています。
他にも多数の国で王族や貴族、政府関係者の専用車としても採用されています。
1899年にキャデラックの前身となるヘンリー・フォード・カンパニーが設立される。
その後、デトロイトを開拓したフランス貴族アントワーヌ・ロメ・ドゥ・ラ・モト・スィゥール・ドゥ・カディヤック (Antoine Laumet de La Mothe, sieur de Cadillac) に因んで社名とブランドを「キャデラック」に変更され今日まで続いている。
キャデラックブランドとして1902年10月に一号車を完成し、1903年から自動車の本格生産を開始した。
キャデラックは高品質であるだけでなく、黎明期には手作りで作られていた自動車の欠点であった部品互換性の悪さを最初に克服した自動車の一つとなった。
1908年には、イギリスのイギリス王立自動車クラブ(RAC)による部品互換性テストに合格して、RACから「デュワー・トロフィー」を受賞している。
1909年にゼネラル・モーターズ(GM)の設立者である、ウィリアム・C・デュラントの呼び掛けに応じてGMグループ入りし、以後はGMの最高級レンジを担うブランドとして生産されています。
キャデラックの特徴として、古くより先進技術を積極的に取り入れたことが挙げられます。
特に、世界初の実用的なセルフスターターの搭載(1912年)は有名です。
他にも、
・世界初の量産V型8気筒エンジンやV型16気筒エンジン
・シンクロメッシュ・ギアボックス
・ダブルウィッシュボーン式前輪独立懸架の実用化
・パワーステアリング
・ヘッドランプの自動調光システム
・エア・コンディショナーの搭載
など、近代の乗用車の技術革新を牽引し、これらの新技術はのちにヨーロッパや日本をはじめとする世界各国の自動車会社が後を追って導入するようになった。
キャデラックは世界で唯一「デュワー・トロフィー」を2回受賞した会社でもあります。
キャデラックは長い間、アメリカ本国の市場がメインで、正規の輸出はアジア諸国と中東のみでした。
1990年代後半からヨーロッパ諸国への本格的な進出も始めました。
(それまでもイギリス・フランス・ドイツなどに並行輸入されていた)
そしてそれと時を同じくして日本やイギリスに右ハンドル仕様のセビィルを投入して話題となりました。
2000年代には中国とロシアにも進出
2007年には南アフリカ共和国に進出
キャデラックエスカレードの歴史を紹介します。
キャデラック・エスカレード(Cadillac Escalade)は、ゼネラルモータース(GM)が製造し、キャデラックブランドで販売されている高級4WD SUV車です。
ラダーフレーム方式が採用されていて、
ベースグレードのほかロングボディの「ESV」及びピックアップモデルの「EXT」がラインナップされています。
日本では現地法人であるGMアジア・パシフィックジャパン(現ゼネラルモーターズ・ジャパン)が輸入を行っています。
エスカレードはハマーやスタークラフト同様、三井物産オートモーティブにより輸入・販売されていましたが、GMの日本おける戦略変更により、三井物産での「ディストリビュータ契約」を2011年11月1日付でに譲渡されましたが、譲渡後も引き続き販売される事になりました。
初代エスカレード(1999-2000)
初代エスカレード(GMT400)は1999年に登場しました。
GMC・ユーコンデナリ(GMC・ユーコンの豪華版)をベースに高級SUVに仕立てたモデルで、外観の大半がユーコンデナリと共通です。
ユーコンデナリと同じくエンジンは5.7LのV型8気筒、トランスミッションは4ATでフルタイム4WD方式が採用されています。
ユーコンデナリとエスカレードは1997年にフォードが発売したリンカーン・ナビゲーターが大成功したことを受けて、GMが高級SUV市場での対抗車種として発売されました。
既存車種であるユーコンをベースにしたため企画からわずか10か月で販売されましたが、あまりにもユーコンの面影を引きずっており、
「顔が違うだけで値段の跳ね上がったユーコン(あるいはタホ)」
と言われ、不人気で販売台数は振るわず、発売からわずか1年余りで販売を終了してしまいました。
二代目エスカレード(2002-2006)
2代目エスカレード(GMT800)は2002年に販売が開始され、2006年まで製造されます。
エンジンは5.3Lもしくは6.0LのV型8気筒。
用意されるトランスミッションは4ATでフルタイム4WD方式を採用する。(5.3Lには2WD車もあり)
前モデルの反省から各所の大幅な見直しが行われ、本モデルもシボレー・タホ/GMC・ユーコンをベースとしているが、エンジンは専用設計となりました。
また内装には総レザーを採用しており、さらには高級ブランドの「ブルガリ」とタイアップした車内時計を装着したことにより、ベース車両の面影を払拭して「キャデラック」の名に相応しい高級感が得られました。
販売面でも大きく成功し、高級SUVの代表格としてその名を知らしめることとなりました。
またこのモデルからロングボディの「ESV」及びピックアップの「EXT」がラインナップに追加されていいます。
ベース車両はESVがシボレー・サバーバン/GMC・ユーコンXL、EXTはSUTシボレー・アバランチです。
EXTの誕生で既存のアバランチなどのSUT(スポーツユーティリティトラック)に続いて、LUT(ラグジュアリーユーティリティトランク)という言葉も生まれました。
当サイトではこの2代目キャデラックエスカレードの話題を中心に取り上げています。
三代目エスカレード(2007-2014)
3代目エスカレード(GMT900)は2007年モデルとして北米では2006年後半から販売が開始されました。
エンジンは6.2LのV型8気筒、トランスミッションは6ATでフルタイム4WD方式が採用されています。
純正オプションで22インチという大径のアルミホイールが選択でます。
2代目のキャデラックエスカレードと同じくロングボディーのESV、ピックアップのEXTがラインアップされています。
さらに2008年にはタホに搭載されたハイブリッドシステムを用いたモデルが登場しました。
日本国内には2007年10月より正規輸入が開始され、日本での販売価格は¥9,555,000~というプライスの超高級SUV車となっています。