カテゴリー: アメ車のマメ知識

  • アメ車の車体番号(VINナンバー)の見方

    アメ車の車体番号(VINナンバー)の見方

    VINナンバー(シリアルナンバー)とは

    VINナンバー(シリアルナンバー)とは17桁の車体識別番号です。
    米国車と欧州車はこのVINコードを採用しています。
    メーカーにより多少の違いはありますが、アメ車は1981年以降全てのメーカーで共通の形式になっています。
    この17桁は様々な情報を示していて、日本車で言う車検証に記載されている型式などにあたります。

     

    VINナンバー(シリアルナンバー)の記載されている場所

    VINナンバー(シリアルナンバー)は車体の様々な場所に記載されていますがアメ車で一番多いのは、
    運転席側のフロントガラスの内側のダッシュボードで外から見える位置
    に記載されています。

     

    VINナンバー(シリアルナンバー)の意味

    ●1桁目
    生産国

    ●2桁目
    メーカー

    ●3桁目
    車のタイプ(セダン・トラック・SUVなど)

    ●4桁目
    車のタイプ(ドアの数や2WD・4WDなど)

    ●5桁目
    エンジン

    ●6桁目
    グレード

    ●7桁目
    安全装置

    ●8桁目
    プラットフォーム

    ●9桁目
    シリアルナンバーが正確なものかどうか

    ●10桁目
    モデル年式

    ●11桁目
    製造工場

    ●12桁~17桁目
    シリアルナンバー

     

    製造国
    seizoukoku

     

    製造年
    seizounen

     

  • ディーラー車・新車並行・中古並行の見分け方

    ディーラー車・新車並行・中古並行の見分け方

    このページでは日本に流通している中古のアメ車の見分け方を紹介します。

     

    ① ディーラー車 
    日本にある正規代理店が輸入した車両でメーターが巻き戻されていることはほとんどありません。
    ディーラー車かどうか一番簡単に見分けるコツは、

    車検証に型式が記載されているかどうか

    です。
    ディーラー車の場合、型式があることが多く車検証に型式が記載されていれば間違いなくディーラー車です。
    (※ディーラー車でも型式の無い車もありますので注意してください。)
    ディーラー車であればメーター巻き戻しの可能性はほとんどありませんが、車種がかなり限られるのが問題です。

     

    ②新車並行車
    アメリカ国内では使用されず新車で日本に入ってきた車両
    新車並行車かどうかを見分けるコツは

    車検証の初年度登録と車両のモデルイヤーが一致するかどうか!

    です。
    例えば2006年(=平成18年)式のキャデラックエスカレードが平成18年(もしくは17年=2006年式は2005年の後半から販売されているため)に日本で登録されていればだいたい新車並行なのかな?
    という予測が出来ます。

     

    ③中古並行車
    アメリカ国内で何年か走ってから日本に輸入された車両
    中古並行車両かどうかを見分けるコツは、

    車検証の初年度登録と車両のモデルイヤーに差があれば中古並行車両

    です。
    例えば2006年(=平成18年)のキャデラックエスカレードの車検証の初年度登録が平成22年であればそれは中古並行車両です。
    アメリカで4年間走っているのであれば走行距離は軽く10万キロは越えているでしょうね。
    絶対に買ってはいけません。

     

    ④個人輸入車
    アメリカ国内で車両を見つけて、それを自分で輸入した車両
    私も個人輸入でキャデラックエスカレードを購入しました。
    個人輸入と言ってももちろん自分では出来ませんから個人輸入の代行業者さんにお願いしました。
    もちろん費用はかかりますがそれでもディーラー車や新車並行車を買うよりは安いのでお勧めです。

     

  • 国内でアメ車の中古車を探す場合の注意点

    国内でアメ車の中古車を探す場合の注意点

    キャデラックエスカレードを国内で中古を探す場合の注意点を紹介します。

     

    多くの方がキャデラックエスカレードに限らずハマーやサバーバンなどのアメ車を購入する場合は中古で探すと思います。

    その場合は注意しなければならない点があります。

     

    それは、
    実走行の車両を購入すること
    です。

     

    そんなの当たり前と思うかも知れませんが、国内の中古市場で流通しているアメ車で実走行の車両を探すことは至難のわざです。

     

    日本に入ってきているアメ車には4種類あります。

    ① ディーラー車 
    車種は限られますが日本にある正規代理店が輸入した車両

    ②新車並行車
    アメリカ国内では使用されず新車で日本に入ってきた車両

    ③中古並行車
    アメリカ国内で何年か走ってから日本に輸入された車両

    ④個人輸入車
    アメリカ国内で車両を見つけて、それを自分で輸入した車両

     

    この中でディーラー車、新車並行車、個人輸入車はほぼ実走行と思って間違いないと思います。
    (※なにかのきっかけで個人輸入車と分かれば良いですが、分からない場合は中古並行車と見分けは付きません。)

    アメリカで何年か走ってから日本のアメ車屋さんなどが輸入してくる中古並行車は99%以上の確立で輸入時にメーターが巻き戻されています。

    アメリカでは1年で3万キロ以上走ることは普通です。

    ですのでアメリカで3年走っていた車が日本に入ってきて走行距離が2万キロ程度で売られていると言うことはほぼ有り得ないと思ってください。

    アメリカの中古車サイト:AutoTrader.com

    などを見ると分かりますが、

    なぜか日本で売られているアメ車は、

    走行距離が極端に少なく

    相場がアメリカ本国よりも安い

    です。

     

    ディーラー車や新車並行車は中古市場でもかなり強気な値段が付いていると思います。

    それに対して中古並行車はかなり安めの値段設定が多いです。

     

    購入する場合は中古並行車は絶対に避けましょう!

     

     

     

     

  • オートチェックとカーファックス

    オートチェックとカーファックス

    オートチェックとは
    オートチェックとはアメリカ国内で過去に販売された車両のVINナンバー(シリアルナンバー)から過去の様々な履歴を調べることの出来る民間の機関です。

    中古のアメ車の輸入時に多い走行距離の巻き戻しはオートチェックで調べることで見破れます。
    ディーラー車以外の中古車アメ車を購入する際には必ずオートチェックでVINナンバーを調べましょう。

    オートチェックで分かること
    ・走行距離
    ・事故歴(交通事故の他に盗難履歴なども)
    ・整備記録(ディーラー入庫時のもののみ)
    ・オーナー数
    ・登録されていた州
    ・災害歴(水没、台風など)

    DMV(日本で言う陸運局)、ディーラー、警察、保険会社に入庫した際の履歴が記録されます。

    オートチェックとカーファックスの違い
    オートチェックとカーファックスの内容はほとんど同じです。
    運営している会社が違うというだけですが、
    極まれに片方にしか記載されていない記録があることもあります。